人情の街・大阪②
前回、大阪を訪れたときに行けなかった場所を再度訪問しました。
行けなかったときの詳細はこちら⇒http://hosshi-63.hatenablog.com/entry/2019/04/18/231153
まずは村山が通っていた福島駅前にある更科食堂。
午前中にお邪魔しましたが、おじさんたちが酒を飲みながら話に花を咲かせていました。
注文したのは村山がよく注文していた塩サバ定食。
美味しくいただきました。
次に訪れたのが村山が住んでいた「前田アパート」。
アパートの1階にある三谷工業という会社のおじさんに声をかけ、部屋に案内していただきました。
住んでいた2階に上がる階段は非常に急でした。体調が悪い中、この階段を上り下りしていたのですね。時には転げ落ちていたのかも知れないなと考えてしまいました。
部屋はトイレ・風呂なしの6畳弱。小さな流し台と押入れがあるシンプルな作りでした。
今は物はほとんど置かれていませんでしたが、住んでいた当時は将棋本や小説、漫画などが所狭しと置かれていました。
流し台の水と言えば体調が悪いときにわざと蛇口を緩めて滴り落ちる水の音を聞いていたエピソードを思い出します。このポタポタ落ちる水の音を聞いて、自分が生きていることを感じていたのです。
壁には映画のポスターも貼ってありました。
この畳のシミは村山がいつも寝ていた場所だからできたのでしょう。
このノートにはここを訪れた人たちのメッセージが書かれています。私も書いてきました。左に写っているカレンダーを見て、この部屋がしっかり管理されているんだなあと思いました。
仕事中にも関わらず案内をしていただいたおじさんには感謝の言葉しかありません。ありがとうございました!
次に訪れたのは岸和田城。
岸和田駅から徒歩10分ほどの距離で、市役所の隣にあります。城跡には役所や学校などがよくあります。
定休日でしたが、門が開いていたので入っちゃいました。
城内には八陣の庭というものがあります。設計されたのは結構最近で1953年。天守閣から眺めるときれいでしょうね。
帰るときは門が閉まっていましたが、係の方に開けていただきました。「庭見るくらいかまへん。かまへん」とのことでした。大阪じゃなかったらダメだったかもしれません。大阪の人はやさしいですね。
今回は大阪の人々の温かさに触れた旅でした。
また、訪れたいですね。