My 読書リスト
以前、読書会におすすめの本リストを見せてくれた方が2人いらっしゃいました。
ある方はおすすめの本を100冊選んで1冊ごとにおすすめコメントを記されていました。
もう1人の方は複数回読んだことがある本をまとめられていました。
どちらも興味深かったので、私も作ってみました。
今回は後者の複数回読んだことがある本のリストを作りました。
それではごらんください(順不同)。
①こんな夜更けにバナナかよ/渡辺一史
④漁港の肉子ちゃん/西加奈子
⑤坊ちゃん/夏目漱石
⑥天国はまだ遠く/瀬尾まいこ
⑦東京百景/又吉直樹
⑧将棋の子/大崎善生
⑩箱館売ります/富樫倫太郎
⑪愛をください/辻仁成
⑫きりこについて/西加奈子
⑬図書館の神様/瀬尾まいこ
⑮音楽とことば/江森丈晃編
⑯聖の青春/大崎善生
⑰火花/又吉直樹
⑱風が強く吹いている/三浦しをん
⑳思いつつ、嘆きつつ、走りつつ/高橋久美子
㉒あおい/西加奈子
㉕聖なる怠け者の冒険/森見登美彦
㉘ナリワイをつくる/伊藤洋志
㉚窓の魚/西加奈子
㉝夢を与える/綿矢りさ
㉞氷点/三浦綾子
㉟なぜ人と人は支え合うのか/渡辺一史
以上の36冊です。
この中で5回以上読んでいる本のおすすめポイントを紹介しますね。
『天国はまだ遠く』/瀬尾まいこ
落ち込んだ度に何度も読み返した小説です。おそらく一番読み返した本でしょう。
何もかもが嫌になったOLが自殺をするために訪れた田舎の寂れた民宿が舞台となっています。
民宿の店主の男や田舎の空気に触れて少しずつ心のマイナスをゼロにしていく話。
大きな展開があるわけではないですが、ただただ静かに癒やされます。
映画化もされているのですが、ロケ地(天橋立がある地域)にはいつか行ってみたいですね。
これぞ青春!と感じる小説です。小説はもちろん映画も何度も観ています。
高校最後の行事・歩行祭(夜を徹して80キロ歩く)が舞台となっています。
主人公の女の子には気になる男の子がおり、男の子の方もその女の子を気にしているというのが話の重要なキーになっています。
友情、恋愛、学校の思い出、進路など青春だなあと感じずにはいられない作品ですね。
読後感も爽やかで良いです。
『漁港の肉子ちゃん』/西加奈子
一時期おすすめの本を聞かれたらこの本を挙げていました。
田舎の漁村に暮らす母と娘。太っていて明るい母・肉子ちゃんと対照的にしっかりしている娘のキクりん。2人は同じ【きくこ】という名前をなのですが、後半になるとその謎が明らかになります。
最も好きなシーンはありったけの母乳を絞るところですね。
あと、キクりんがサッサンに諭されるところも好きですね。
とにかく読んでほしい1冊です!
『坊ちゃん』/夏目漱石
夏目漱石といえば『こころ』『吾輩は猫である』を挙げる方もいますが、個人的には『坊ちゃん』が好きです。
田舎の学校に赴任した融通の利かない一本気な男が主人公の話です。
結末をざっくり言うと同僚とともにむかつく教頭をボコボコにします!いや~、最高!教科書に載せてほしいですね、教育上よろしくないけど(笑)
舞台の松山に行ったときはゆかりの地を巡りましたね。
『こんな夜更けにバナナかよ』/渡辺一史
筋ジストロフィーという体が徐々に動かなくなってしまう難病を抱えた鹿野さんと彼を支えるボランティアたちを描いたノンフィクション。
とにかく我が儘な鹿野さんと彼に振り回されたり、彼とぶつかったりするボランティアたち。
こんな面白い人がいたのか!しかも私の地元で!という驚きと面白さが詰まった1冊。
この本を通じて障害とは何かを考えるもよし。単に面白い話として捉えるのもよしです。
自粛に伴い家で過ごす時間が増えています。
これを機会に本を読むのもおすすめです。
良かったら参考にしてみてください。
皆さんのおすすめの本リストも教えてくださいね。